奨学金が本当に悪いものなのか…
私はこれから先、大学に行く予定です。
私が行きたい私立大学の学費は、4年間で500万円ほどでした。
さすがに、そこまでの金額を一度に用意することが出来ないので、借金をすることになります。
そこで私は、奨学金やカードローンなどお金を借りることが出来る場所を調べることにしました。
今回は、本当に奨学金は悪なのかという事と、自分はどこを選ぶのかということを書きたいと思います。
結論から話すと私は、学生支援機構の奨学金を借りることになると思います。
ではなぜ、私はこの結論にしたのかという点を解説します。
①利率が3%ということ
大前提として、借りる奨学金は借金となるので、利息をつけて返すのは当たり前です。貸すまでにも、色々な事務作業があり、それをやっているのは社会人です。その人が無給になれば、そこで働く人はいなくなって、結局奨学金という制度自体がなくなってしまう可能性があります。そのため私たちは利息を払わなければならないのです。
ただ、利息を払わなければならないのと、利息を多く払うのはイコールではないです。出来る事ならなるべく抑えた利息を選ぶべきです。
3%というのは、お金を貸してくれる場所の中で低いのは間違いないです。大体ですが、500万円を借りたときに、発生する利率は5%が市場平均ぐらいの感じです。(自分調べ)
銀行と仲がよかったりすると減らしてくれる事もなくはないですが、基本的にはそのくらいだと思います。
②在学中は利息が発生しない
そして、ここが1番大切な事だと私は思っています。
多くのカードローンの場合などは、借りた時から利息が発生するものですが、学生支援機構の奨学金は大学卒業するまで利息がかからないのです。
なので、4年間でたまたま何かで稼いだときに支払ってしまえば、利息を払う事なく、借金を返済できます。
ただ、これは現実的ではないので、もう少し現実的な話をします。
単利と複利はご存知でしょうか?
単利は、500万円を借りたとしたら年利3%なので15万円毎年払うことになります。もし毎年15万円以上返して残りが480万円になっても金利は3%なので15万円プラスになります。
複利は、500万借りたとしたら年利3%なので15万円払うことになります。もし、毎年15万円以上返して残りが480万円になったら、金利が480万に3%かかるので、14.4万円プラスになります。
ちなみに学生支援機構は複利なので、早めに返せば利息分も減らすことが出来ます。
ここまで説明するとわかる方も多いと思いますが、在学中に親だったりバイトをして出来るだけ多く返すことが出来れば、払う金額を減らせることが出来るのです。
なので、4年間で240万(月に5万)を返すことが出来れば、卒業した年にかかる利息が7.2万円です。
こんな借金を貸してくれる場所は奨学金以外ほぼないです。
だから、私は学生支援機構でお金を借りるのです。
注意して欲しいこと。
しかし、複利のことに関して注意して欲しいことがあります。
それは、多く払えば利息が減るのですが、利息分以下で返すと、払う金額が膨れ上がってしまいます。
たとえば、1年間全く払わずに過ぎると、500万から利息分の15万円がのしかかって、515万円に年利3%がついてきます。
このように、お金をしっかり返すことが出来ないと、痛い目を見るものが、複利なのです。
ちなみに、お金をしっかり返す人が報われないのが単利です笑
最近テレビやネットを見ると奨学金反対というニュースなどをよく見ます。
しかし、私は疑問に感じています。
確かに、奨学金という名前は海外と比べて印象が違うのでややこしいし、借金と呼ばないのは気持ち悪さを感じます。
しかし、本当にしっかり確認してみると、お金を貸してくれる場所では、随分と優しいところであることは今回の記事を見ていただければ少しはわかっていただけたかなと思います。
今回の記事はあくまでも私の意見であり、この意見が全員に当てはまる正しいことというわけではありません。なので自分自身でしっかり考えて、奨学金を利用するのか、どこを利用するのかと決めてほしいと思います。