【完全版】中学3年生に送る“N高等学校”をお勧め出来る理由と出来ない理由
私がなぜ“N高等学校”について記事を書くのか
4月になり新学期が始まります。
中学3年生の方は、高校受験について考えていますか?
私はこの時期、ぼんやりとしか考えていませんでした。
でも、私はそれが悪いことだとは思っていません。
学校では、進路についてしっかり考えましょうと言われますが、その考え方に関しては誰も教えてくれない。
いや、教えることが出来ないんだと思います。
それくらい、高校受験というのは、大事ではない進路選択なのかもしれません。
しかし、半年も経てば、同級生は皆進路をなんとなく決めていきます。
その流れに合わせる必要はないですが、焦る自分が出てくると思います。
その時に、“今”本気で考えられているかで、焦りの状況が変わってきます。
だから、半年後に決まっていなくても良いから、自分の決断でメンタルが崩れないように、今から考えて欲しいと思います。
今回は、そのお手伝いが出来たら嬉しいと思い、この記事を書くことにしました。
私は、“N高等学校”の生徒です。
だから人一倍“N高”には詳しいと思います。
しかし、私は“N高“をお勧めすることは出来ないです。
それは、一般論で考えたら、リスクが高すぎるからです。
しかし、個別論で考えたら、私がこの道を進んでいるからこそ、おすすめできる道です。
今回は個別論と一般論で話したいと思います。
個別論で“N高等学校”をお勧め出来る理由
今回は人生選択に関して投資の考え方を用いながら解説したいと思います。
まず、リスクとリターンについての話をします。
リスクとは危険であり、リターンとは返ってくるもの、利益とも言います。
投資の世界では、リスクが高ければ、リターンも高くなると言われています。
これは人生も同じように、リスクになる行動をすれば、リターンも多くなると思います。
例えば、パソコンを買うのに10万円を借りたとします。
リスクはお金を借りることです。
10万円以上するパソコンを買うことは、使いこなせば自分にとって武器となるスキルになるかもしれません。
しかし、使いこなせなければ10万円というお金はドブに捨てることになります。
これがリスクとリターンの話です。
これを進路選択に応用すると、“N高”というのは危険が大きい進路選択であると私は思っています。通信制高校というのは不登校の人が行く学校というイメージがついているからこそ、将来的に就職をするときに、“N高”というだけで落とされる可能性もなくはないと思っています。
しかし、通信制だからこそ家で勉強が出来たり、時間を有意義に使える人からすれば、こんなにも恵まれた環境はないわけです。
これをチャンスに変えて、時間を有意義に使える人だったら、リスクを犯した以上のリターンを得られるようになるのです。
一般論で“N高等学校を”お勧めできない理由
先程、リスクとリターンの話をしましたがこれはあくまでも、時間を有意義に使える人(自分で努力ができる人)に関しては有効な話であるということです。
あくまでも、私の主観の中での話になってしまいますが、多くの人は自分で努力をすることが出来ないと思っています。
それは、馬鹿にしているわけではなく、その人たちにとっての最善の選択をしているのです。
どういうことかというと、先程のリスクとリターンの話に戻りますが、リスクを犯せば犯すほどリターンというのは幅が大きくなっています。
それは成功すれば、大きなリターンを得ることが出来るが、失敗をするとリターンは大きく下がっていきます。
先程の10万円のパソコンの話ならば、10万円をドブに捨てるだけで済みます。
ただ、この10万円が1000万円にだったらどうだろう。(1000万円借りられるかどうかの話は考えないで大丈夫です。)
1000万を返すだけでも、毎年100万返しても10年は掛かるのです。
そのリスクを負ってまで、みなさんは1000万を借りてまで武器になるスキルを身に付けたいと思いますか。
“N高”はここまで深刻なリスクではないのかもしれないですが、大きなリターンを得るには、大きなリスクを取らなければいけないのです。
それに比べて、全日制の学校はリスクが少ないです。
多くの人が同じ道を進むからこそ、ここで大きなリターンも得られず失わずになりますが、人生を考えた時に、そこまでリスクを掛けてまで自分を棒に振ることは“真”なのかと言われれば悩ましいですよね。
私がN高の中身については書かなかった理由
今回の記事で私は、人一倍“N高”には詳しいと書いていたにも関わらず何にも中身に関して書かなかったじゃんと思った人も多いと思います。
なぜなら私は、大きなリスクを取れる人は中身はホームページなどで自分で調べられると思っているからです。
また、リスクをリスクだと思っている人が大きなリターンを取れるのも間違っていると思っています。
大きなリターンを取れる人は、“N高”がリスクだと思わず、ただN高で素直に学びたいと思える人、“N高”で失敗しても良いと思える人でないと厳しいと思っています。
だからと言って、この記事を見ることが無駄な訳ではありません。
今回伝えたかったことは、高校受験だけの話ではなく、将来数ある選択の場面になった時に、この記事を覚えてもらえたら、自分の進む道が光輝くのではないでしょうか。
そのようになってくれたら嬉しいなと思っています。
Kei